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カラーパープルのha8oのレビュー・感想・評価

カラーパープル(1985年製作の映画)
3.8
明日公開のミュージカル版の予習。
紫色の花畑の中を楽しそうに進む姉妹、文字を覚えるために家中体中に貼られたメモ、ウーピーのエネルギッシュさを封印した繊細な仕草と表情、髭剃りで2回ピークが来る緊迫感、シュグ始め「外の人」と関わることで芽生える自尊心。印象的なシーンがたくさんあった。
冒頭で父親に「笑うと更にブサイク」と言われて以降、妹以外の前で笑顔を見せなくなったセリー。シュグの前で恥ずかしがりながらも嬉しそうに笑う解放感、胸がすーっとした。終盤ですっかり自信に溢れる女性になって輝いてた。
今よりも差別が色濃い時代で自分を強く持って抗い戦うソフィア、本当にカッコよくて素敵。
確執のある父親の教会に、歌いながら大勢引き連れて乗り込み圧倒し、和解するシュグ。派手で悩みなんてないように見えて、本人にしか分からない苦悩がある。
登場するすべての女性が美しかった。
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