カラーパープルの鈴木光浩のレビュー・感想・評価

現在公開中のミュージカル版鑑賞後に改めて視聴。

喧嘩を影や、動く遮蔽物で間接的に見せたり、説明的なシーンをセリフ無しにすることでインパクトを与えたりと至る所にスピルバーグらしい演出、撮影が…

ウーピーゴールドバーグの演技が初出演作とは思えない。

エンドロール上、アルバート役のダニークローバーが1番上＝主役というのも、女性差別をテーマにしたこの映画の立ち位置が結局は50年経っても変わっていないアメリカ社会を示していると共に、この映画自身のもつ自己矛盾だと最後に突きつけられ残念な気持ちになった。