Cineman

ベニイ・グッドマン物語のCinemanのレビュー・感想・評価

ベニイ・グッドマン物語(1955年製作の映画)
3.8
ベニー・グッドマンといえばクラリネット、クラリネットといえばグッドマンといわれるようにクラリネット奏者では最高にイカシタ音をだす。

この映画で一番記憶に残っているのはグッドマンがまだ小さい時(1919年)、兄きが2人とも楽器の大きいのをかりたのでベニーも「僕も何かやりたいナァ」というとその白いヒゲの先生がたなから黒くて長い楽器をだして「きみにはこれだよ」という。
するとベニーは「これフルートかい」っていう、すると「いやクラリネットだよ」という、するとベニーは兄きに「これかえてよ」という。
誰もかえてくれないのでベニーは泣きそうな顔で「これでもいいよ」と小さな声でいう所だった。

それから最後のカーネギーホールで吹いている時、一人ひとりが古い昔のことを思い出す所がよかった。

もしグッドマンが先生の言う通りのちゃんとした音楽をやっていたら世界一の奏者になっていたのに自分からラグタイムに入ってそっきょうの音楽を作って吹いたのをお金盛りの娘(ドナ・リード)はけいべつする。
しかしグッドマンがその家に呼ばれてぶとう会でクラリネット協奏曲を吹いた時その娘はグッドマンを見直すという所、それに、夜一人で屋上で(たぶん「グッド・バイ」)を吹く所も印象に残った。

評・A下
1962年12月15日鑑賞。
14歳(中学3年)の時の感想文です。
Cineman

Cineman