心に茨を持つベイベ

空手バカ一代の心に茨を持つベイベのレビュー・感想・評価

空手バカ一代(1977年製作の映画)
3.2
わりと全部大山倍達のせい。
「正義の無い力はただの暴力だ」と名言っぽいこと言ってるけど、お前がそれじゃん。
キャラとしての魅力というよりは千葉真一の魅力でなんとかなってる感。

冒頭のローション空手は斬新。ただ、足元がヌルヌルの状況で後ろ回し蹴りや飛び蹴りは選択しないと思うんだよなぁ〜。
柔道家の技もそれじゃ極まらないでしょってのが多かった。リアルにすりゃ良いってもんじゃないけどね。

プロレスのシーンはけっこう楽しい。ロープがダルッダルなのも当時っぽい。

カーキのジャケットを着て決戦に向かう千葉真一が一時期のリアム・ギャラガーみたいでカッコよかった。

石橋雅史は千葉真一にボコられるためにいる。

オーラの無いラスボスとの鏡の間でのバトルは露骨すぎる燃えよドラゴンからの引用!笑っちゃった。