オーウェン

ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢のオーウェンのレビュー・感想・評価

4.2
前作の長編からいつものように30分の短編として戻ってきた。
こちらの方が簡潔で内容が明確なのもはっきりしている。

ベーカリーと名がつくようにパン屋が次々殺される事件が起きる。
そんなウォレス氏もパン屋を営んでおり、配達の途中に一目ぼれしたパイエラといい仲に。
しかしそんなパイエラにグルミットは疑いを持つ。

ウォレスが惚れるのは毎度のことだが、今作はグルミットが恋をするという初の展開を見せる。
さらには冒頭このシリーズ初の死体が出るし、ホラーテイストなのも新しい。

でもこのシリーズの根幹は揺るがない。
いつものように情けないウォレスをグルミットが見事にカバーするし、グルミットの恋愛には思わずウルッとくる。

「ゴースト」や「エイリアン2」のパロディも実に上手く絡めており、ツボにはまった。
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