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ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.0
もうゴメンなんだ。あいつの夢の中で、あいつを見上げているのは。 
「他人の夢にすがることなく、自分の生きる理由は自らが定める。私にとって友とはそんな“対等な者"」 
鷹の団入団から3年、壮絶な戦いを経てグリフィスの夢をともに追うことを使命としてきたガッツにとって、 
グリフィスの言葉は衝撃だった。対等の友になるために、ガッツは退団を決意する。折しも、ミッドランド王国と敵国チューダー帝国との百年戦争が、最終決戦に突入する。ミッドランドの精鋭軍が、難攻不落のドルドレイ要塞に攻め入るが、チューダー最強のボスコーン率いる紫犀聖騎士団に迎え討たれ、壊滅に追いやられる。鷹の団飛躍の好機とみたグリフィスは国王に、鷹の団だけで出陣することを進言する。ガッツはその戦いを最後に、鷹の団を去る決意を固めるのだった。敵は3万、味方は5千、誰もが無謀と確信した戦いは始まった。「ベルセルク」黄金時代編をアニメ映画化した3部作の第2作。今回は、ガッツとキャスカの交流、鷹の団の名声が頂点に達するきっかけとなるドルドレイ攻略戦、そしてガッツがグリフィスの下を去るストーリーを中心に描かれていく。今回もドラマが浅く、対立していたガッツとキャスカが心を通わせるきっかけとなる洞窟でのガッツとキャスカの会話が簡略化していたり、舞踏会を見守りながらガッツとキャスカが交わす「夢のかがり火」についての会話がないので、ガッツに対するキャスカの淡い想いなどが伝わってこないのが残念ですけど、ガッツの百人斬りのシーンやドルドレイ攻略戦は見応えあるので、まずまず満足です。
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