カルト教団が起こした大量殺人の事件を通して、加害者遺族の心の模様を表現させていた。ドキュメンタリー風な映画に仕上げ
たが、内容は分かりづらい。加害者側の遺族は、加害者なのか被害者なのか。一生つきまと…
非日常を経験した人々の日常的な会話の積み重ねからにじみ出る雰囲気、以上のものはなかった。
ドキュメンタリーっぽく撮ろうとしているせいか、緊張感のないシーンがダラダラと続く。印象に残るシーンや台詞も…
中盤まで人物関係とか、現在なのか回想なのかよく分からなくて、
後半は映画の解説のサイトとかを参照しながら見ていた。
最後の「あなたはいったい誰なんですか」から、えっ!?って思わされて、
そこ踏まえて…
加害者遺族と元信者が、かつての加害者たちが過ごしていたその場所でたまたま一夜を一緒に過ごす。特別なことは何も起きないし、ほとんど情報もないので、何もわからないということが際立つ。それは、この加害者と…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
どうやったらこんなに自然な会話を演出することができるのだろう。作られた映画を観ていると言うより、まるでドキュメンタリーを観ているかのよう。とにかく自然な見せ方とたっぷりとった間によって、加害者遺族の…
>>続きを読むこういうドキュメンタリータッチの、本音に聞こえる会話でデリケートな話題を俳優に語らせるのっていいのか?などと思わなくもない。脚本に是枝自身の名がある以上、彼の主義主張を言わせてるようにも見えてズルい…
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