加害者家族、という
「日の当たらない側」にスポットを当てるところ。
だんだんと一人一人のプロフィールが詳らかになっていく感じ。
ラストにかけての意外性。湖、そして炎。
是枝作品のまさに原型だなと…
着眼点が如何にも是枝裕和らしいとは思ったが、全体的にはハマらず。初期の中でも『誰も知らない』以前の作品はドラマよりもリアリズムに傾倒しているようで、内省的な題材とショットに於ける強度が鑑賞後感として…
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百合の模様もどこか邪悪なものに見えてきますね。
加害者遺族たちも何も悪くないのに突然社会から邪悪なものとして扱われ、抜け出せないその枠の中でその後の人生を生きてかなければならない。
そんな彼らの…
・・・
生きていて
「何故生きているのか」
時折思うことがある。
そんな時、「生きたくても生きられない人のために与えられた命を全うすべき」と言われた・・・
命とは何なのか
消えてしまわないよう尽く…
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メインの役者さん5人とも、訳がわからないまま連れてこられた現実に対して、自身の感情や戸惑いとの距離感を一生懸命に探ろうとしてる感じがはっきり感じられていい演技やなあとおもた、とくにARATAの真顔は…
>>続きを読むタイトルが深い。
新興宗教団体の信者で犯罪者になった人の家族、と並べて書くだけで、一つ一つのワードが重い。
モチーフとなった事件が起きた約30年前は、得体のしれないものとしてこんなワード自体に近づ…
2001年監督:是枝裕和主演:井浦新。敦(井浦新)伊勢谷友介りょう
カルト教団の『真理の箱舟』が東京都民一千百万人の水道水に新種のウィルスを混入させ128名死者と8000人の被害者を出した無差別殺人…
俳優陣の自然な演技が最高
浅野忠信の警察署での事情聴取中の噛みつつも口を尖らせて話す感じとか白米三杯いけるくらい最高
観ているうちにだんだんとこの人たちがなんなのか、というのがじわりじわり、ぬめり…
是枝裕和の映画はほとんど観たことがないんで系統立てたことはなにも言えないんですが、なんとも、サスペンスな映画でした。大量殺人事件を起こした宗教団体の「加害者遺族」たちが教団の元信者も交えて山奥のロッ…
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