スガシュウヘイ

街のあかりのスガシュウヘイのネタバレレビュー・内容・結末

街のあかり(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初からどん底だったのに、さらに底まで落ちちゃった笑。


幸福というものを徹底的に搾り取られ、敗者中の敗者となったコイスティネン。

ただ、どんなに運命が彼をイジメようとも、ちゃんと彼は自分の中に炎を燃やし続ける。

「ここじゃ死なない」


地獄の中で、俺はついに見つけた。

ラスト3秒の強烈な温もりが忘れられない。


『浮き雲』『過去のない男』を見てきた我々には、わかる。

きっと彼はここから脱出し、成功する。

しかし、その成功は描かれない。
描かれないけど、わかる。

それくらい強烈な3秒だった。


本作はハッピーエンドだと、私は思っている。