だんごむしマヤ

街のあかりのだんごむしマヤのレビュー・感想・評価

街のあかり(2006年製作の映画)
4.7
「敗者三部作」って、誰が名付けたか知らないが…もう完全にカウリスマキにノックアウト。
とても現実的で、静かな、救いと希望。

コイスティネンが最後に死んだか生き延びたのかは関係ない。

確かに彼を「犬のように忠実でめめしい男」と’見破った’自称”ビジネスマン”は’天才’だろう。

あの中途半端で能天気な犬、いかにも場違いで取ってつけたかのような黒人少年。

やはり人生には底つきが必要なんだなと実感。