はちべえ

街のあかりのはちべえのレビュー・感想・評価

街のあかり(2006年製作の映画)
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敗者三部作。悲劇は起こすものではなく、巻き込まれるものであって、その本人にとってはどうしようもないものである(ようにみえる。)

一つ一つの画が流石。アクションの間に入る物のクローズショットが印象的。

・出所直前の男の笑顔
・破り捨てられる手紙〜彼は最早、他人を信用していない

彼は善い人で助けることを厭わないが、助けられることに対する抵抗を持つ。彼が最後に手を握り返したのは、ささやかなアクションだが、大きな意味を持つ。