再見だが、今回はさらにハマった。絶望と一筋の希望というA・カウリスマキ監督十八番の展開は、本作においてもブレなし。なんでそこまで馬鹿正直なのかと思うが、そこが憎めないところ。"負け犬"と呼ばれても、…
>>続きを読むカウリスマキ監督の敗者三部作の③を鑑賞。カティ姐さんはちょい役。
素晴らしかった。家族も友人もいないコイスティネン(警備会社勤務)。仕事終わりに同僚に飲みにも誘われず、ひとり孤独に過ごす毎日だが起…
原題『Laitakaupungin valot』(2006)
監督・脚本・編集 : アキ・カウリスマキ
撮影 : ティモ・サルミネン
音楽 : メルローズ
出演 : ヤンネ・フーティアイネン、マリ…
まじめで人を疑うことのない純粋な警備員の男が好きになった女性にだまされ、宝石泥棒の幇助罪で捕まり、人を疑うようになるまでです。感情を徹底して排することで出てくるカウリスマキ特有のユーモアが、本作では…
>>続きを読む冒頭からトルストイたち文豪にケチをつける酔っぱらいたち。芥川や太宰の悪口を言っているサラリーマンを想像すると、愛すべきダメさがわかります。あぁこの感じがカウリスマキだ。
敗者三部作のラストですが、…