けーはち

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプランのけーはちのレビュー・感想・評価

3.0
女性版「ゴースト・バスターズ」などで知られるポール・フェイグ監督。下世話にコミカルに女性を描く彼の得意分野が遺憾なく発揮。ブライズメイド(花嫁の介添女)となる女性たちの確執、ドタバタ、バカげた会話や行動、下ネタたっぷりのコメディ。様々な階層の友達が一堂に会した場合ゴチャゴチャ揉めるし最終的には経済力がモノを言う場合があるが、決して友情はそれだけじゃないよ、という良い話で纏まっている。ジャイアンにはジャイアン、スネ夫にはスネ夫の良いところがある。キャスティングにあまりパッとした美男美女がいない分、生々しい女性のやりとりがいっそう男性には居た堪れない部分もあるが、幸せそうな友人を前に嫉妬に狂った独身が馬鹿みたいなことやる作風をガールズコメディで、というのもまたよろしかろう。