谷口

右門捕物帖 片眼の狼の谷口のレビュー・感想・評価

右門捕物帖 片眼の狼(1959年製作の映画)
4.0
傑作。冒頭から異様に原色の映える舞台照明に驚く。ほかには山形勲が廊下を歩くシーンで真っ赤に染まる障子など。清順のキッチュに通ずるものがあると思う。前半の堺駿二がかなりやかましい。終盤に突入してから、将軍お出ましのタイムリミットへ向かって急激に収束していく気持ちよさが堪らない。欲を言えば、爆発してくれるともっと嬉しかった
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