大友柳太朗が右門を演じるシリーズの第1作。テレビ時代劇にもなった捕物帳で、沢島監督にしてはオーソドックスな内容で、遊びは少なめ。映像もカット割主体で、オーソドックスだと思うけど、むしろこの監督のうまさがよく分かる気がして、とても面白かった。
同心・右門の大友柳太朗は真面目でできる役（シリアスな役でかっこよさが際立っている。裃からたすきがけに変身）。その分、岡っ引きの堺駿ニがスピード感を担当。桜町ひろ子、里見浩太朗、山形勲、雪代敬子など助演陣が個性的。江戸時代風のレビューシーンあり。黒幕が意外な人で面白い。
「痛快！ 時代劇まつり」
