タクシーで出会った運転手と乗客の会話で綴られる物語。
この映画を見ると本当に人って見かけではわからないものを背負って生きているんだなと思う。
見かけでわからない生き方、思い、過去を今日初めてあった人に話す。もう二度と会わないかもしれないから話せることもある。
こう書くと心温まる話かと思うかもしれないが別にそういうわけではない。結局のところ一期一会の間柄、自分のペースで互いに好きなように話し乗車賃を払って別れていくのである。
そのあと友達にも恋人にもならないし、スターダムに登り始める訳でもなく劇的なことは特になにも始まらない。警察に捕まる人はいるかもしれないが。