鹿shika

ナイト・オン・ザ・プラネットの鹿shikaのレビュー・感想・評価

3.9
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市、同時刻に走るタクシーの中で起こる物語を描くオムニバス映画。

やっぱりジムジャームッシュはいいな、、
まず黄金期のウェノナライダーから始まるじゃん(常に黄金期)、しかもボーイッシュなファッションも可愛くて、次の日キャップを逆に被ってたけど似合わなさすぎてやめた。

キャリアウーマンのお姉さんと話すのって緊張しちゃうんだけど、この映画見たら、あんなに堂々としてる年下の女性っていいな!って感じたわ。
私も年上の女性ってだけで億劫にならずに、自分の意見とかしっかり言っていこうと思うわ。

すぐカッとなって乗車拒否した黒人の運転手と盲目の女性客の話も好きだった。
普通カッとなりやすい人×障害者って、ほっこりする感じの会話が繰り広げられると思うんだがね、
この盲目の女性がとにかく自分を持っている人なんだよ!

「俺の肌の色とか気になるだろ?」っていう質問に対して、
「まじで興味ないんだが笑」みたいな態度なのよ終始。(こんな言い方ではない)
自分のことをきにしなければ、人が何をしようと、自分には関係ない。
だって所詮他人だもの。って言う感情で生きていきたい。

あと認知症の運転手の話だけど、あれはもう映画でしか許されん笑
加えてジムジャームッシュの映画でしか許されん笑
怖すぎだし、最後あいつ元の場所に戻れたのかも怖すぎる。
いまだに帰れてないんじゃない?笑
鹿shika

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