ぱりぱり

ナイト・オン・ザ・プラネットのぱりぱりのレビュー・感想・評価

4.0
自分が自分であるときに他人を押し退けなくても自分でいられる余白をすごく感じる映画だった
うまく言葉にできないけど、自分が自分である時にどうしても他人を押し退けることによってしか自分を主張できない、というのが今の風潮だとしたたら、この映画は世の中にまだ余白がある時代だと思う
余白のある世界に生きたい〜!!自分の心にも余白を作る!!

全話それぞれの良さがあって全部好きだった
ウィノナかっこいい🫠🫠タトゥーかっこいいとまで思った。仕事できるはずなのにちょっとドジっぽいジーナローランズも人間味あって良い
ジーナローランズの電話の内容を聞いて「男って手が焼けるのね」ってケラケラと言えてしまうウィノナがめちゃくちゃいい、うまく説明できないけどここ大好きだった
どういう関係性か分からない、ということはきちんと分かったうえで、なんの悪意も意図もなくただ純粋に思ったことを口に出せる人って好きだな〜、もちろんその受け手であるジーナローランズがそれを受け止めてたからこそそう思えるんだけど
最終話は悲しい。人にせよ動物にせよ物にせよ愛情を持つのって恐ろしく勇気のいるものだけど、傷つく勇気を持てずに愛情を持てないのが一番不幸なことなんじゃないかと思った。自分にも言い聞かせる。