タロウ

ナイト・オン・ザ・プラネットのタロウのレビュー・感想・評価

3.7
フィルマークスさまさまで劇場でまさか
観れるとは…

オムニバス形式である1日の世界各地で起きているタクシー運転手の話。

自分は完全に松居大吾影響組だが
時計の使い方や主人公がタクシー運転手など
同監督"ちょっと思い出しただけ"の
"ナイトオンザプラネット"のオマージュを
強く感じた。
まだまだ気づけないところで散りばめられてるかもしれないが…


話自体はすごく盛り上がるとかはないのだが
それぞれの話に起承転結がしっかりあり
すごく個性が溢れていて思わず声を出して
笑いたくなる…
昔は日本も当たり前だったが
海外の現在はどうかわからないが
劇中のタバコ事情
今の日本から見たら凄まじいと感じるが
やはりそこに味があって魅力的。


"ちょっと思いだしただけ"の描写でも
あった様に
本当になにもしていない日の自宅で
何も考えずにだらだら観たい作品だなと思った。映像を流してるだけでもいい。

"ちょっと思いだしただけ"を観て
今作を観たくなった様に
今作を観たらまた"ちょっと思い出しただけ"
を観たくなった。

やはり同じタクシーを題材にしているのであれば、ロバート・デニーロの
"タクシードライバー"を抑えておかなければ…
タロウ

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