よへ

ナイト・オン・ザ・プラネットのよへのレビュー・感想・評価

4.2
タクシー運転手と乗客の会話劇。
この設定だけで自分の好みに
ぶっ刺さりだったので、ずっと
気になっていた本作を鑑賞。

まず、オムニバス形式で
それぞれ全く独立したストーリーが
5話観られるのが面白かった。

それぞれ癖の強い運転手と乗客が
織りなす会話劇は、人生の悲哀と
可笑しみに溢れていて、観ている
こちらまで会話に参加したくなる
ような、そんな不思議な感覚になった。

個人的には、一話目の整備工に
なるのを夢見る少女と、社会的地位を
得たが人生に孤独を感じている
女性とのお話が、風刺と示唆に
満ちていて魅力的だった。

夜に観たのが大正解な映画でした。
よへ

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