pistacchio

水曜日のエミリアのpistacchioのレビュー・感想・評価

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)
3.0
エミリアの略奪愛は父親が原因だったとか、イザベルを亡くして苦しむ気持ちが実は自分の所為でわが子が死んでしまったのかもしれないという罪悪感からだったとか、彼女の行動の理由がシンプルながらも丹念に描かれていたのがよかった。でも、心情的に何事にも敏感でヒステリック気味な女性だったので、元気じゃないと観るのがしんどいかも。でも継子であるウィリアムの成長を感じられるやりとりや言葉に、子供ってすごいなあと感心させられた。多様性を求められる現代だからこそ、血の繋がりだけじゃない家族のカタチのについて訴えてくるものがある作品。
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