ナカムラ

水曜日のエミリアのナカムラのネタバレレビュー・内容・結末

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

記録。
U-NEXTで視聴しました。

幼い頃に親の浮気やら離婚を経験した子供は自分を悲観しがちで、悲しみから這い上がる力、愛を表現する力が少ないのだろう…と思う。

既婚者と恋に落ち、妊娠し、結婚したものの、産まれた子供は死亡。
最初死産かなと思っていたけども、そうではなかったらしい。手に抱いてしまってから亡くなるのは、本当に辛かったんだろうな…。(原因は最後にわかる)

その悲しみを乗り越えられず、継子のウィルとの関係も上手くいかない。前妻から飛んでくる毒、父親を許せない自分、我が子の死を受け入れられない自分。
どんどん自分で深い所へ踏み込んでもがけばもがくほど、違う方向へ向かっていき、どうしようもなくなるエミリアを見てて、苦しくなった。

ぶつかってばかりいた継子のウィルが、エミリアのために怒り、その気持ちを受けて前妻が亡くなった子の原因を突き止めるシーンで、女性だけに通ずる悲しみとかそういうものがあるんだなー、と思った。

この先エミリアがどう生きていくのか分からないけれど、強く生きていってほしいな、と思う。

そしてウィル…!
大人に振り回されて多感な時期をあまり良くない刺激に囲まれて生きているので、将来は真っ直ぐした子に育ってくれたらいいなと思う!
ナカムラ

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