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ゴッホ:天才の絵筆のsaboのレビュー・感想・評価

ゴッホ:天才の絵筆(2009年製作の映画)
4.3
鑑賞日2020/03/30

ゴッホの生涯を、遺された弟テオへの手紙と、彼の絵画の舞台となった場所を追いながら紐解いていくドキュメンタリー映画。
ナレーション:フィンセント・ファン・ゴッホ

**感想(ネタバレ含む)**
本日3月30日はゴッホ生誕の記念日とのことですので鑑賞♪(●’∇’)♪
淡々と語られる40分間のドキュメンタリーでした。
実際の景色と絵画を重ねながらの解説が良かったですね。風景一つとっても人によってこんなにも見え方や感じ方が違うのかと驚くばかりです。
特にゴッホが画家としての生涯を懸けて追及し続けた拘りの色彩表現は、そこに漕ぎ着けるまでの製作枚数を見れば想像に難くないですね。
彼は自分自身の生きる意味、周囲との人間関係、絵画を描く理由から技術まで、様々に苦悩し、それでも決して絵筆を握る手を止めることはなかった。
とてつもないペースで描きまくった結果、ゴッホのゴッホたる所以を確立する独自の描写方法と色彩表現に辿り着けたのでしょうね。
彼の画家としては短かった生涯を見て人生は長さではなくその濃さこそ大切なんだと感じさせられました。

因みにワタクシ全くの初心者でしたが、逆にあまり通な方には『んなこたぁもう知ってるよ~』と退屈だったかもです(^-^;
ストーリーを大袈裟に脚色せず、枝葉にも不必要に逸れず、淡々とゴッホが語るゴッホの一生。かえってこれが初心者にも分かり良くて見易かったです♪

因みに因みに。。そんな双葉マークの私のお気に入り作品は『星月夜』『夜のカフェテラス』『ローヌ川の星月夜』などの夜の星空が描かれたのが好きですヽ(*´∀`)ノ♪
皆様はどんなゴッホがお好きでしょう?

ストーリー:3.5
ビジュアル:4.8
音 楽:4.5
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