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ゴッホ:天才の絵筆
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目次

『ゴッホ:天才の絵筆』に投稿された感想・評価

No.2602

ゴッホの生涯を、彼が自分で語る形で紹介。

4Kで見たのでめちゃめちゃ綺麗でした。

それにしても、ゴッホの生涯というのは、弟テオと一体。

ゴッホについて描いた映画はたくさんあるけれども、テオについてもしっかり描いてあげてほしい。

生前、全く絵が売れなかった兄を、あそこまで献身的に支え続けられるって、正直、理解しきれない部分がある。

しかも、彼は兄より短い生涯だったなんて、切なすぎるじゃないか・・・。
panpie

panpieの感想・評価

4.5
昨日函館から来た友達と一緒に前から楽しみにして前売りを買っていた「ゴッホ展」に行って来ました。

その前の予習でサクッと観れるゴッホに関する作品はないかと探したら今作をAmazonプライムで発見!


ナレーションがゴッホ自身として語るところに最初はびっくりしましたが着想が面白くていいですね。
ゴッホの絵を紹介しながら彼の生涯がコンパクトにまとめられていてゴッホを振り返る40分間の旅に酔いしれる事が出来ます。

絵画の様な美しい風景と弦楽曲がとてもマッチしていてゴッホの絵を引き立てていました。
オルセー美術館やファン・ゴッホ美術館との共同制作で今作は賞も受賞しているそうです。
とても美しくて何度も繰り返し観たい作品でした。

生前に一枚の絵「医師ガシェの絵」だけが売れたという見解に色々説はあるそうですけどゴッホが迷い日々模索しながら自分の画風を見つけ出す迄を丁寧に描いていてとても分かり易いです。


今回の「ゴッホ展」はファン・ゴッホ美術館との共同プロジェクトで札幌の後、東京、京都で終了後同館のあるオランダでも開催されるそうです。

今回の「ゴッホ展」は日本の浮世絵を愛したゴッホが影響を受けた浮世絵とゴッホが模写した作品と比較しながら鑑賞する事が出来ます。
あとは彼の亡くなった後最後にゴッホが過ごしたオーヴェールの医師ガシェの元に1920年代に訪れた日本人の芳名録が発見されその資料もたくさん展示されていました。

そこで流された10分位の短い映像がとても良くて「オーヴェールの聖堂」に描かれていたあの教会の裏の道を少し行くと今作にも描かれていましたがゴッホと弟テオのお墓が並んで立っていました。
テオはゴッホの生活費からキャンバスや絵の具代など資金全般を援助をしたり献身的に支えゴッホの死後2ヶ月で精神錯乱に陥り半年で死んでしまったそうです。
調べてみるとどうやら梅毒で死んだそうでゴッホの精神錯乱もそうなのでは?と言う説もあるそうです。
兄が全てだったなんて切なすぎる!

かなり以前にも「ゴッホ展」を観に行きましたが今回に私の好きな「星月夜」の展示はなかったけれど今作では「ローヌ川の星月夜」が見られてなんだか嬉しかったです。

僅か37歳でこの世を去った天才画家ゴッホは何故こんなにも悲しい生涯でありながら彼の絵は人々の心を掴んで離さないのでしょうか。
開催から1週間後の開演したばかりの9:30からの早い時間での鑑賞でしたが凄い人でごった返していました。
せかせかしている日常を束の間忘れて自分のペースで1時間半かけてゆっくりと鑑賞して来ました。
普段から慌ただしい生活をしている私はなんだかリセットできてこんな趣味の合う友達が近くにいない事を嘆きましたが彼女との短い濃い時間を過ごす事が出来て心が洗われた1日でした。
今度は私が函館に会いに行くね!

それにしても鑑賞後気分が高揚していたのか今回の目玉だった「花魁」の絵のマスキングテープを買って来てしまったけどこれいつ使うんだろう?と後で苦笑しました。
皆さんの街で開催されたらその前に今作で予習して観に行くと深く理解する事が出来ると思います。
観に行く予定のある方に是非オススメしたいドキュメンタリーでした。
ゴッホ目線で語るドキュメンタリー。
「私は死んでからの方が女性に人気がある」と語るゴッホが可笑しい。

「私は神話になったが、画家になりたかったたけだ」

ミレーの影響で油絵と出会い、補色理論と出会い、浮世絵と出会い、ついにゴッホならではの色彩と筆致を完成させて以降は「制作マシーン」のように作品を増やして行く。

「価格を下げるくらいなら売れない方がマシ」
売れないことへの恐怖はあまりなかったのかな。じゃなきゃ売れない絵をあんなに量産できない。自分が満足いく絵を描くことが目的だったのか。そりゃそうか。みんなそうか。


****


関係ないけど、


弟テオの物語は誰が描いてあげるんだろう。

いくら画商で金持ちだっつっても兄にずっと生活費と画材を送り続けて、兄の絵は売れないし、価格を下げることも許されず、兄からは毎日のように手紙届くし。。

でもテオは兄を愛していて、自分の息子の名前は兄と同じ「フィンセント」。
兄の死でショックを受け精神病院に入り、兄の死から半年後死亡。

誰か、テオの気持ちを!

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