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エクソシスト ビギニングのクリームのレビュー・感想・評価

エクソシスト ビギニング(2004年製作の映画)
3.6
エクソシストの前日譚で、メリル神父のお話。「ドミニオン」と本作が同じ話を違う監督が撮っていて、比べたら面白いと教えて頂いたので観賞。
フリードキン監督の「エクソシスト」を再観賞して間もないので、ちゃんと繋がってて楽しかったです。怖さは無いです。ウジ虫マシマシや気持ち悪い描写、怪しげな雰囲気は良かったです。

第二次世界大戦末期のころ、メリル神父は故郷のオランダで、ナチスが侵攻した時、目の前で少女が殺され、沢山の人間が殺されるのを目の当たりにし絶望。神父を辞め考古学者になっていた。カイロで古美術の収集家にケニアでイギリス政府が発掘を行っている場所から、教会が発見され、そこから出て来るであろう小さな偶像を持ち帰って欲しいと依頼された。



ネタバレ↓



メリンは発掘現場で医師のサラや神父フランシスと仲良くなります。メリンは彫像を見つけます。そして、建物について話を聞こうとした相手は、メリンの目の前で自殺。原住民エメクイの息子ジェームズはハイエナに襲われ亡くなり、ジョセフが悪魔に取り憑かれます。族長の妻は死産し、赤ん坊にはウジが湧いていた。と恐ろしい事が次々起こります。
次第に原住民と白人の対立が激化。
原住民は、悪魔に取り憑かれたジョセフを生贄にしようと考えます。しかし、悪魔によって阻止されます。
フランシス神父はジョセフの悪魔祓いをしますが効果は無かった。何故なら、悪魔はサラに取り憑いていたと判明。メリンはサラから悪魔を祓いますがサラは命を落としました。
そして、メリンとジョセフが教会から出ると外には殺し合い全滅した原住民とイギリス兵士たちの死体が砂嵐に埋もれかけていました。
メリンは、例の彫像を砂嵐でなくし、依頼された仕事は出来ずに終わります。

大量のウジ付き赤ん坊、膿だらけの顔、壁をブリッジ姿で這いずり回るサラ、舌は蛇の様に2つに裂けている等、楽しい描写はありますが、内容は淡々と進んで行き、肝心の悪魔祓いは呆気なかったです。ただ、「エクソシスト」で何故、悪魔がメリンの名前を知っていたかとかメリンの正体が解ったのは良かったです。

※マインド亀様、2作品比較して観る事が出来て面白かったです。ありがとうございました。
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