マヒロ

HOUSE ハウスのマヒロのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
3.0
夏休みに田舎のお屋敷に遊びに来た7人の女子高校生達が、そこでとんでもない怪異に襲われる…というお話。

いわゆる幽霊屋敷ものの一つで、話の表面だけ見るとホラー映画としか思えないんだけど、その実態はJホラーらしい奥ゆかしさなど微塵も無い女の子キャピキャピ&特殊効果てんこ盛りのハチャメチャコメディだった!

兎にも角にも気の休まる瞬間が無いほどあっちでワチャワチャこっちでワチャワチャしていて、冒頭からして仲良し7人組のなんともこそばゆいやり取りが連発されて(ここで危うく脱落しそうになった)、そこからはもうノンストップで何かが起こりっぱなしというのが凄い。演出もまぁどエライチープな合成まみれで、ツッコもうにもツッコミが追いつかないレベル。終盤にはトリップ映像のごときドギツイ映像体験も待っていて、もうノックアウト寸前。

大林監督のデビュー作になるみたいだけど、初っ端からこんな攻めに攻めまくった作風とは、この人ただ者ではないんだな…と思わされた。アイドル映画として、女の子をちゃんと(?)脱がしているのもエライ。

(2016.42)
マヒロ

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