R

ウェンディ&ルーシーのRのレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
4.0
独り身で職と家を持たない主人公の旅映画で『オールド・ジョイ』と共通する部分が多い。いくつも荷物を抱えて移動する姿や印象的な焚き火も。貧困を題材に爪や下着に染み付いた汚れまで細かく演出しながら、間違っても貧しく撮ったり辛気臭い映画にしないところが好感。画面が豊か。ミシェル・ウィリアムズと犬が戯れる横移動のオープニングがめちゃくちゃ良い。犬を探すミシェル・ウィリアムズが物音に反応して振り返った際のカーブした線路と自然の風景ショットが絵画のようでそこだけ独立しているような感覚があった。ラストの貨物列車も絶品
R

R