ノノ

ウェンディ&ルーシーのノノのレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
3.7
イヌ大好き人間としては見ていて辛くて死ぬかと思った。誰にも頼れない極貧生活の中で唯一の相棒であるルーシーが消えてしまう。あまりにも救いようのないルーシー探しの日々、ホームレスのウェンディにきつく当たる人間ばかりの中で手を差し伸べてくれたおじさんの優しさがじんわり温かい。
店長に万引きのウェンディを突き出した青年も、車修理店の店員も真っ当に仕事をしているだけで何も悪くないのに悪人に見えてしまう。誰も悪くないから苦しい。
このくらいの規模感の映画が結局一番見やすいことに気づいた。
ミシェル・ウィリアムズの少年のような姿が周辺の自然と合っていてすごく良かった。
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