青あお

ヤコペッティのさらばアフリカの青あおのレビュー・感想・評価

3.8
劇中のナレーションで「この世で最も凶暴な動物は人間である」という台詞があったが、まさに人間の醜悪さを感じる映像のオンパレード。

動物を売る為の密猟、アフリカ人による狩猟(ゾウやカバが体中槍だらけで死んでいく)、動物の解体、取られた象牙の凄まじい数、フツ族とツチ族の対立、アラブ人への虐殺、無数の死体、アパルトヘイト、ゲリラの処刑…などなど。

モンド映画であるからにはヤラセも含まれているんでしょうが、ヤラセっぽいのはおっぱいダンスと水着の女の子たち?
そんなとこでヤラセしなくても笑

白人による植民地支配、物質的な搾取、キリスト教的な価値観の押しつけ、人種差別、そのようなものに痛烈なメッセージを送っている作品だと思います、多分、笑。

鑑賞する際は少なからずダメージを負うので要注意!
青あお

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