一人の男の見るに耐えない内心と、ひたすらいい人に見せかける外づらを、ここまで克明に見せていく映画観たことないかも。ぱっと見ほんとにいい人っぽい絶妙役者による絶妙演技。相手の顔色盗み見しながら話すあた…
>>続きを読むU-NEXTの音質が微妙で正直何言ってるかよく聞き取れなかったがめっちゃおもろい。完全にフィルム・ノワール。森雅之をいつもの立ちションスポットで絞殺する場面の画面の暗さ最高。憧れの女、久我美子に泣き…
>>続きを読む大昔に石川達三の原作を読んだような…。
主人公が聖書に接して激しい拒否感を示し自己否定に繋がるところに作者の意図する所があるように思うのだが映画だと主人公の無軌道ぶりばかりが目立ってしまうように感じ…
人情だの愛だのが彼の中には1ミリもなくて、ただその時に込み上がる欲が満たされればいい、自分の思う通りに物事が進んでくれたらいいとだけ思う自己中男。欲を満たすためには自己中に見えないように、がめつく思…
>>続きを読む主人公は自分の思い通りに他人や物事を動かす事で、誰よりも優位たりえると思っている。
「こういう顔すれば相手はこう思うだろう」
「こう言えば相手はこうするだろう」
そんな事ばかり考えている彼の言動は常…
こういう主人公が心の内を語りながら物語が進んでいくタイプの映画好きですね。昔からあったんですね。ずるくて嫌なやつであるほど面白い。
性格悪いやつってこういう場面でこういう顔しながらこういうこと考えて…
骨太なサスペンスで、線が細くニヒリスティックな主人公にはアンチヒーローの趣も。
千葉泰樹の作品を観るのは初めてなのだが、戦前から活躍するベテランらしい…、まだまだ知らない、すごい監督がいるものだと唸…
旧友を殺してまで手に入れた金でどうにかヤッた(愛した)女から送られてくるのが新約聖書。愛は寛容にして慈悲あり。連れ込み旅館で性欲が流れてイッたあと悪夢にうなされ、賢者モードで己の罪を後悔した感じがと…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アマプラにあった千葉泰樹(この当時は東宝の専属ではなかったらしく、東映の作品)。
一見普通の人の主人公の意外な一面が明かされるオープニングから、主人公の悪党ぶりが面白くて、下世話な興味で最後まで見…