チェコ・プラハが舞台ってだけでワクワクだし、オペラがサイコ~
純白の地肌に官能的な色彩を持つマイセンに魅せられ、コレクターとなる男の人生を、秀麗な世界観で描く♬.*゚
素敵なマイセン人形の数々に私…
マイセンコレクターの生き様、マニアたるもの愛してやまない嗜好品と生活に寄り添い、己を全うするまで同じ空気を共有する。ちなみにマイセンとは陶磁器のことである。収集癖がある人間に付き纏う命題に真摯に向き…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ウッツ男爵は、まるで「家族の肖像」の教授のよう。実像の人間には興味がなく、彼の中に生きるのはマイセンの人形。逆に、マイセンの人形に命を与えることができるのは男爵だけ。劇中、人形にイタリア喜劇を演じさ…
>>続きを読むベルリン映画祭銀熊賞受賞作。シュルイツァー監督の「ザ・バニシング-消失-」(1988)の次作。
旧体制下のチェコスロヴァキアでマイセンの銘品を集め続ける男爵ウッツの姿を通して”コレクター”の価値観…
愛するマイセン人形のためなら、ホロコーストもソビエト革命も利用するウッツ男爵の姿に、モノに魅入られ支配される悲しさとおかしさを見た。
ろうそくの灯りのなかで男爵が人形と戯れるシーンが幻想的。
あ…