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楽聖ショパンのharuのレビュー・感想・評価

楽聖ショパン(1945年製作の映画)
4.0
強いぞショパン!

幼い頃からピアノの才能に溢れまくっていたフレデリック・ショパンは、恩師エルスナー教授と共にパリへ向かう。当初は祖国で戦う同志たちのため、演奏会で資金を調達しようとしていたが、ジョルジュ・サンドとの出会いにより、恋に一直線!ついにエルスナー教授からも離れ、彼女と旅立ってしまうが…

クラシック続きで、次はショパンの伝記?と思いきや、内容はかなり脚色されている模様。本作のショパンはデビューが遅かったり、病弱なはずがめっちゃ強そうだったりしてますが、有名な曲がたくさん聴けて良かったです。ショパンを演じたコーネル・ワイルドは、ピアノを本当に弾いているのかな?すごい上手そうでした。
しかしすごいのはショパンではなく、エルスナー教授!ショパンを幼い頃から指導してきた偉大な恩師であり、本作のお笑い担当である彼がとにかくめっちゃ良いキャラしてます。今更反抗期を迎えたショパンにキレつつも、最後は「体に気をつけるんだぞ〜!」とか、底無しに良い人!その後もひたすら周囲に気を遣い、ショパンのフォローに奔走。めっちゃ器デカイ!
一方ショパンの恋のお相手ジョルジュ・サンドはさすが強い(強すぎる)女。こりゃ勝てない!仕方ない!そんな彼女のおかげで数々の名曲が生まれました。(史実とは異なるようですが)
他にもリストと共演したり、パガニーニとすれ違ったりと、豪華すぎるメンツが次々と登場!その中でも現代で圧倒的に知られているショパンの名曲の数々。改めて凄いなと思いました。
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