明治一代女に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『明治一代女』に投稿された感想・評価

TagTak

TagTakの感想・評価

4.5

まるで“演出の教科書”のように良くできた映画。奥行きを強調した空間設計や、俯瞰の構図を活かしたカメラワークなど、的確な演出のオンパレードで冴えまくってる。男と女の殺し合いを、チャンバラを彷彿とさせる…

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『いとはん物語』の前に伊藤×成澤のこんな傑作があったとは。
歌舞伎役者に入れ上げる柳橋芸者・木暮実千代と彼女を思う箱丁・田崎潤の意地と未練の葛藤が風塵の浜町で修羅場の悲劇を呼ぶ。
この見事な撮影!
battuta

battutaの感想・評価

5.0

開巻の宴席。
奥では芸妓が舞い踊り、手前では酔客が歌い痴れる。

あるいは中盤、歌舞伎中入りでの中庭。
中央に位置する小暮実千代への、杉村春子ほか奥方衆による囃し立て。

並行して乱れ飛ぶ科白と、ス…

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このレビューはネタバレを含みます

やはり、明治の頃の映画セットが良かった。料亭から始まりお梅(木暮実千代)が住む家、合い挽きの宿屋、雨上がりの橋のたもと、演舞場、その前の通りなどなど。

珊瑚の帯留めを見つけて、ジリジリと虐めまくる…

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さっ

さっの感想・評価

4.5

役者>芸者>箱屋の厳然たる身分差が明らかにされながら、体よく追認&再隠蔽されて終わるという……弟が密告者という"真面目な"社会! 川面/橋、路地/二階(俯瞰)の空間統御が素晴らしいが、そもそも巨大な…

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mingo

mingoの感想・評価

4.1

田坂具隆verの方を観たかったが流石の伊藤大輔。新東宝と思えないショットひとつひとつの格式の高さと、劇中の歌舞伎舞台には本物の歌舞伎演目もあって色々と畏れ多い。刃傷沙汰の橋の場面まではかなり情感たっ…

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佐々木

佐々木の感想・評価

4.0
歌舞伎役者役の芝居がずっとピンと来なかったが、最後の襲名披露で納得。多分本物の歌舞伎俳優だと思うが、最初に舞台の姿があったらもっと木暮実千代に共感出来たなあ。
一

一の感想・評価

-
こりゃ傑作。ため息の出るようなショットの数々。金と恋情とが絡む三者の関係性はどこか現代的でもある。
いけ

いけの感想・評価

4.0

ホスト、キャバ嬢、その店のボーイの三角関係として見てた。担当のシャンパンタワーのため、自分のことが好きなボーイからお金を貰うも…
バースデーイベントだけ見届ける小暮実千代。
伊藤大輔の移動撮影と寄り…

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うどん

うどんの感想・評価

3.7

怒りと悲しみのあまり暴走する田崎潤を気の毒に思ってしまう。
金で愛を買おうとしたのに、好いてる女はその金で別の男の愛を買おうとするんだもの。

襲名の晴れ舞台だけ見届けようとする健気な木暮実千代の姿…

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