doi

浮気のすすめ 女の裏窓のdoiのレビュー・感想・評価

浮気のすすめ 女の裏窓(1960年製作の映画)
4.5
離婚十年このかた浮ついた話もない伴淳、欲のないナチュラルな色気が全身から漏れて女たちが悶絶。これが素の伴淳か?未亡人キャバレーでナンパされた高峰三枝子の邸宅で、これから何が起きるのか知りもせずにダボダボの高そうなパジャマ着て「どうもこの西洋布団てのは初めてでして」、翌朝の目玉焼きの啜り方が美味しそうすぎて。三枝子の片腕として夜の仲人の仕事を始めるがほぼ何もしてないし最初の客は腹上死でウディアレンのバナナ。誰も笑ってなかったけど最高。上野デートの動物モノマネはさすがに超一流、お志麻とのかけそばも良い。昔気質サラブレッドのポン引き大泉滉との人情話から息子の山下洵一郎には誤解され三枝子には掌を返されしんみりしてしまう結末。やっぱりアワビが好きなのか吉行淳之介は。
doi

doi