もとまち

緋牡丹博徒 一宿一飯のもとまちのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)
3.6
監督が鈴木則文にチェンジして一気に漫画チックな方向へ。過剰なズーミングにデタラメなカット割。若山富三郎のコメディリリーフも前作より五割増し。ハチャメチャで楽しいけど見せ場が記号的になったことでキャラの魅力が単純化してしまうのが虚しい。そのせいでエピソードの繋ぎも雑。暴れん坊の菅原文太が珍しく寡黙な剣客に扮し、静けさの中に殺気を漲らせた不気味な悪役を好演。存在感のわりに殺られっぷりが呆気ねぇ。
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