ネタバレ
一人の男と姉妹を軸とした壮大な悲哀劇
あらすじからはドロドロネチョネチョの色恋沙汰しかイメージできずそれだけでゲソゲソ状態だが、入りの気分がネガなほど予想外にいい作品だと嬉しくなるという…
両親とも死に別れ、たった一人の妹のため、芸者として体を張って生きていく天涯孤独の露子。
露子と里子姉妹とやくざの息子を中心に展開していく。
夜汽車(黒くてドシッとした蒸気機関車)の姿ともの悲しい汽笛…
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他の宮尾登美子原作映画『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』…等に比べて地味な印象だ。
監督もカメラも一流で、キャストも豪華なのに何故だろう? クライマックスが地味なのか?
妹・里子のためだけに芸妓として…
当時ショーケン目当てにロードショーへ。
でも映画として、宮尾登美子原作で、
「鬼龍院花子の生涯」「陽暉楼」「櫂」に続く作品だったのでかなり期待していたのだが、いまいち盛り上がりに欠けた地味な内容だっ…
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ショーケンと十朱幸代と秋吉久美子
新藤恵美と白都真理
小林稔侍と速水典子
丹波哲郎、津川雅彦、遠藤太津朗……
これほど配役ピッタリな映画もなかろう
ただ秋吉久美子が大根過ぎて死ぬシーンが無駄に長く…
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線路沿いの家々で繰り広げられる姉妹の別れと再会、試練の話。
養子に送り込まれた女の子をいくつになっても妹として大事にしている年上のお姉さん。
夫を妹に取られようが、妹が他国に売り飛ばされようが、…
昔の女性は男に翻弄される。
姉妹共々えらい目に合い、束の間の幸せとそのあとの地獄を繰り返し、それでもなお生きねばならぬか。つらいなぁ。
十朱幸代のナレーションが空々しいけど秋吉久美子との姉妹は惚れ…