鍋山和弥

夜汽車の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

夜汽車(1987年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

夜汽車で産まれた、『ツユコ』の妹、『サトコ』。最後は、生まれ故郷とも言える、夜汽車に、乗りたいと、願いながら死ぬ。『ツユコ』と『サトコ』姉妹は、2人共、『マサ』を愛した。『マサ』は、ヤクザの息子だが、ヤクザになるのを、最初は、拒絶していて、カタギであろうとした。故に、よくお金に、困っていた。だが、『ツユコ』が、お金が、必要な時には、ヤクザ紛いの方法でも、工面しようとし、『マサ』が、お金が、必要な時は、『ツユコ』も『サトコ』も、お金を、工面しようとした。『マサ』が、愛したのは、『ツユコ』であろうが、『ツユコ』、『サトコ』姉妹は、同じ男を、愛しても、互いを思いやり、助けようとした。『ツユコ』、『サトコ』、『マサ』の互いを思いやり、助け合う姿。やはり、愛するとは、心でする物で、お金でするものじゃない。女の心を、射止めるのも、また心。『マサ』が、『ツユコ』、『サトコ』を、射止めたのは、誠実さだ。やはり、愛は、お金じゃ買えない。
鍋山和弥

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