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パーフェクト ワールドのJBLのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
5.0
またもやクリントイーストウッドにめった打ちにのめされた。

宗教的に厳格な母子家庭で育ったフィリップと、彼に対して父親のように接するブッチとの間には友情が芽生えていく。
フィリップの父は蒸発し父親というものを知らず、ブッチは幼少時代、彼の父は淫売宿を営み、後に蒸発する。
そんなブッチの父がかつて1度だけよこしたアラスカからの絵ハガキを大事に携行していたブッチは、フィリップを連れてアラスカ(パーフェクト・ワールド)を目指す。

刑務所から脱走後1人を殺め、色んな人達を銃で脅すがブッチに険悪感を抱けない演出には脱帽する。
また、フィリップがハロウィンの衣装のキャスパーを着ている姿がとてもキュートで愛らしい。
そんな2人の関係から結末を迎えた時に涙が止まらなくなる。
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