ケビンコスナー演じる脱獄犯と
人質となった少年の心の交流のお話
脱獄犯ブッチの葛藤
その中に善人を見る少年
二人を追いかける警察
善の象徴である筈の警察や聖職者の善と悪
ブッチが憧れた
たった一枚の絵葉書の中の
アラスカの大自然
大自然・その美しさは
自分の身の回りにあったことに
気が付かなかったブッチの哀れさか
あるいは
自然囲まれて得た心の平和か
ラストのアップは冒頭にも現れるが
二つのシーンの印象のズレがずっと残る
様々な思いを掻き立てる
ラストシーンの「引き」
脱獄シーンはアルカトラズへのオマージュか
キャスパーはこの世には無い何かの象徴か
少年の演技が素晴らしい
ローラダーンも自立した女性を好演
しっかり脇を固める
途中のレストランで女主人とのシーンで
二回目の鑑賞を確信した
クリントイーストウッドが
ヒューマンドラマに傾倒して行く
ターニングポイントのような作品
本作の次に
マディソン郡の橋が公開される
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