ジャック・ニコルソン、ミシェル・ファイファー主演のファンタジー・サスペンス作。
狼に噛まれた主人公が狼化。夜になると自我を忘れ鹿を食らう。
目・鼻が良くなり、感覚が冴え、動物からは警戒され、俊敏に動けるようになる。毛が生えてきた姿がどことなくウルヴァリンぽい…
朝になると俺何やってたっけ?と忘れてしまう。
「狼男」ということで設定はかなりファンタジー。ジャック・ニコルソンが四つん這いで狼ジャンプしたりオシッコをマーキングしたりする姿がかなりシュールなのだが、会社絡みの権力争いや警察が絡んできたり等、サスペンス要素も意外とあり、後半になるにつれ徐々に盛り上がってくる。
現実感がない世界観でもジャック・ニコルソンやミシェル・ファイファーの存在感・演技に救われている感じ。この二人の恋愛要素もあり、ファンタジー・サスペンス・ホラー・恋愛など全部ブレンドしちゃって統一感なさそうで意外とまとまってる不思議な作品。