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地上より永遠にのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

地上より永遠に(1953年製作の映画)
3.5
ジェームズ・ジョーンズのベストセラー小説をフレッド・ジンネマン監督が映画化。
軍隊内における非人間性を二つの恋を絡めて描いている。
原題: From Here to Eternity
(邦題は"ここよりとわに"と読む。念のため) (1953)

真珠湾攻撃前夜、ハワイ・ホノルルのスコーフィールド基地にプルーイットという青年(モンゴメリー・クリフト)が転属してくる。
ミドル級のチャンピオンだったプルーイットは、ボクシングの試合に出るよう迫られるが、断わり続けたため、執拗ないじめと虐待を受ける。
友だち(フランク・シナトラ)も独房の看守である軍曹(アーネスト・ボーグナイン)から激しいリンチを受ける。
上官のウォーデン軍曹(バート・ランカスター)がプルーを影で支えるのだが…。

二つの恋は、
ウォーデン軍曹(バート・ランカスター)と上官(大尉)の妻カレン(デボラ・カー)との道ならぬ恋。
そして、クラブの女・ロリーン/アルマ(ドナ・リード)へのプルー(モンゴメリー・クリフト)の一途な恋。
その行方は…。

「言い伝えでは、岸に流れれば再び帰って来るし、沖の方ならダメなの。帰ってこないわ」

監督が出演を熱望したというモンティが鎮魂のラッパを吹くシーンが心に残る。
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