期待しすぎた感が否めないです。ただ、2010年に公開された当初に見ていれば、まずこの感想は出てこないと思いました。
ヒーロー映画は、サムライミ版スパイダーマンの成功によって大きく進歩したと思います。そのシリーズ最終作のスパイダーマン3は2007年公開。そして、MCUの大きな分岐点となったアベンジャーズは2012年公開。そんなヒーロー映画というジャンルに大きく貢献した2作品に挟まれたのが本作キックアスです。
スパイダーマンを見た人たちが抱いたであろう、俺たちもスパイダーマンになりたいという気持ちを映画で描いてくれて感謝しかないです。そもそもサムライミ版スパイダーマンを見ていることを前提に小ネタを挟んでましたしね。
ヒーローたちがいる世界は漫画や映画の世界と最初で言っておきながら、あまり現実味のない話で少し矛盾を覚えました。そもそもが映画なので仕方ないんですけどね。
キックアスだけならまだしも、ヒットガールは現実にいないだろう(笑)と思ってしまいました。あと、ケイティとの関係も現実味の無い展開でうーんって感じです。
原作があるので設定にとやかく言いたくは無いし、エンターテイメントとして観客を楽しませないといけないから仕方ない部分もあると思うんですけど、何か腑に落ちないところがありました。
あとはあんまりキックアスの成長や活躍が感じられる部分が無くて、そこも残念です。ヒットガールに全部持ってかれた感がすごい笑
個人的に一番の盛り上がりポイントは、クイシル2人組が出演してたことに気づいたことです笑
なんか今回の感想は書くのが難しかったので、またもう一度見たら違う感じ方をする可能性が高い気もしました。
“「力がなければ責任は伴わない」か?”
P.S. 読み返してたら、なんかすごく上からものを言ったレビューですね笑 不快な思いをさせたらすいません。多分、疲れてたんです。許してやってください。