〝僕は一度でもヒーローだったか〟
大好きな作品のひとつです!
劇場で観た当時は大興奮!
円盤発売の時は人生で初めて、初回限定版を買った思い出の映画でもあります(´▽`)
そして、この初回限定版の帯を紛失して返却してきたSさんは絶対に許さない|ω・`)
「帯だからいらないでしょ」...
ちーがーうーだーろー!!!
相手がヒットガールだったら血祭りだぞ!
ニューヨークに住む冴えないオタク少年のデイブは「誰もがスーパーヒーローを好きなのに、なぜ、誰もスーパーヒーローになりたがらない?」と思い立ち、何の特殊能力も持たないまま、ひとりコスチュームを着てスーパーヒーロー「Kick-Ass(キック・アス)」になる。だが、正義の味方として悪者を退治するのは骨の折れる仕事で、かなり痛い。やがて、傷だらけになりながらもキック・アスとしての活動を続けるデイブの前に、同じ稼業のビッグ・ダディとヒット・ガールが現れる...。
キングスマン続編公開ということで見返しましたが、やはりおもしろいですねー!
監督はマシューヴォーン、原案コミックはマークミラー!
キングスマンでもそうでしたが、マシューヴォーン監督の暴力とユーモアの絶妙なバランス加減はすごい好きです!
〝お前らの暴力をみんな黙って見てる。それが許せないんだ!〟
キックアスとして立ち上がるオタクのデイヴを突き動かすのは、そんな純粋な気持ち。
楽天性と純粋さの完璧な配合があれば誰でもヒーローになれる!!
ただ、そんな力のない初心者ヒーローでもやったことには責任が伴います。
アーロンテイラージョンソンのへなへな演技は最高ですね!笑
笑えますし、終盤の姿は観てて熱くなる!
そして、
やがてヒーロー活動で戸惑うキックアスの前に現れたのは、
クロエちゃん演じるヒットガール!
戦闘もダメダメなキックアスに対して、こちらは父ビックダディに叩き上げられた戦闘マシーン!
大柄な男をバンバン叩っ斬る、銃でぶっ放す彼女の姿はむちゃくちゃカッコいい!
(メイキングだと積極的にアクションを自らやってのけるクロエちゃんがカッコいい!笑)
特にお気に入りのシーンのひとつなのが
終盤ヒットガールが銃を撃ちながら廊下を突き進む場面、
物陰から出てきて最初の一発目の薬莢が台当たって跳ね返るのが最高!
いや、マジでかっこイイっす!!
他のキャストも最高でしたね!
自分の息子にカルエルと名付ける程のコミック収集家であるニコラスケイジのノリノリ具合は微笑ましい!笑
アダムウェスト風の喋り方は彼の発案らしいです
オレンジ色が似合うマークストロングもよかったですねー!
トゥルーライズばりのあのシーンも最高!
あと劇場で観た当時は
SNSで世界中に発信されていく感じや
FPS視点もフレッシュでしたね〜!
格調高く、そしてヒーロー感あるテーマソングも好き(´▽`)
そして、
もし余裕あればぜひメイキングもおもしろいので観てみてください!
やはり少女が惨殺シーンを演じるというので企画を通すのはかなり苦労したみたいで、「俺は正しい!」と突き進むマシューヴォーン監督とクルーの姿は映画以上に熱くなれます!
また、キングスマンと同様こちらもマークミラー原案で、コミックと映画をほぼ並行しての製作作品です!
コミックと映画それぞれ違う着地ですが、
どちらも映画に、そしてコミックに。
お互い敬意を払いながら進める、つくり手としての愛情も見応えありました!
他にも脚本のジェーンゴールドマンとマシューヴォーンの息のぴったりあった名コンビぶりや、4人もの作曲家が携わった舞台裏など!
ただ、なんだかんだで1番印象に残ってるのは会議中、黙りこくってイライラプルプルしてるマシューヴォーンの姿。
むちゃくちゃ恐い...笑
以上、「キックアス」!
本当のヒーローとは。
自分には関係ないと目をつぶってはいないか!
そして、力がなければ責任は伴わないのか!
最高のヒーロー映画だと思います!
オススメです!
ジェフワドロウ監督にバトンタッチした2作目の「キックアス2」は個人的に...。
同じビジランテヒーローものだと同じくらいの時期にやってたジェームズガン監督の「スーパー!」もオススメです!
キックアスよりもモラルや倫理観が強めでこちらも非常に見応えありますよー!