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『ツバル』に投稿された感想・評価

イペー

イペーの感想・評価

3.8
名もなき遠い国はセピア色。
監督がこだわり抜いたロケーションの数々は、いずれも無国籍な佇まいを見せつつ、強烈に郷愁を誘います。

セリフに頼らないシンプルなストーリーも相俟って、声や表情の賑やかさがまた心地良い。
たまにはのんびりと雰囲気に浸る作品、というのもアリですなぁ。

荒れ果てた土地にポツンと建つプール、
設備はオンボロ、お客もまばら。
存続を望むのは、数少ない常連客と経営者一家のみ、という寂しい状況。

主人公のアントンは気弱なボンクラ男子。
盲目の父親にこき使われながら、海の向こうを夢見て心を慰めています。

ある日、プールを訪れた父娘。
謎めいた美少女エヴァとの出会いが、アントンの、そして一家の運命を大きく変えていくことに…。

本作の魅力を語ることは、エヴァを演じるチュルパン・ハマートヴァの魅力を語ること、と限りなくイコールでありましょう。

いや、ホントにカワイイんです。
デビュー当時の宮沢りえのような。
健康美? コケティッシュ?
そんなチュルパンが一糸纏わぬ姿で泳ぐシーン!
そりゃあもう、サンタフェでしたね!

"美少女に導かれて楽園へ"なんて、全世界のダメ男達、共通の夢!
鑑賞中はチュルパンに片想い、鑑賞後にはチュルパンロスに身悶えること必至、でありましょう。

かくいう自分も、人後に落ちないダメ男。
チュルパンチュルパン唱えながら、全身の毛穴からロマン汁を垂れ流して鑑賞を終えた次第。

チュルパンに心を掻き乱された結果、真っ当な評価を下すだけの判断力は残されておりません。

"ここではないどこか"に対する憧れが詰まっていて、とってもキュートな映画であった…と思います、多分。
もちろん女性の皆様にもオススメですよ。

…連日の報道を見る度に、"貴りえ"騒動も遠くになりにけり…つってね。
映画全然関係ないね…マジでサンタフェ…。
emily

emilyの感想・評価

5.0
 室内プールで管理人の父の仕事の手伝いをしているアントン。彼はいつもサンダルで靴をもっていない。外に一歩も出たことがないのだ。しかし彼の夢は航海の旅に出ることである。そんなある日お客さんの娘エヴァに一目ぼれしてしまう。二人は徐々に仲良くなっていくが、再開発プロジェクトのためプールの存続が危ぶまれる事態に・・・

 セリフを最小限にし、表現や動きと色彩で見せる時代も設定も定かでない浮遊感の中で描かれるファンタジーかつコミカルな異色のラブストーリー。
 何といっても本作はプールの室内と外、グレゴールのシーンの緑と、モノクロの中に青や緑やオレンジのフィルターをかけた色彩の中、小道具や素材の力を100以上に引き上げ、包まれた色彩により、その荒が全く見えず、幻想的かつ壮大な映像美を作りだしている。ミニチュアと本物を交差させたり、少ない予算の中で現場で作りあげていった生き物のアイデアがふんだんにちりばめられている。演出だけでなく、役者そのものも演じるだけでなく、映画そのものを作り上げる過程にしっかり参加し、全員の力が結束することでしか作り上げることができない、とてもぬくもりと愛らしさのある作品だ。

 色彩だけではない。小物だけでない。役者だけでない。言葉を排除した分、音の響きや広がりを非常に大事にしている。だからこそ観客もその一つ一つの音に敏感になり、セリフがない分動きや表情にしっかり追っていかなければならない。そんな観客の目を飽きさせない、コマ落としや寄り添うドニ・ラヴァンの身体能力の高さがユニークな絵を作りだし、そこにチュルパンの可愛さが色を添えてくれる。アントンの父親は盲目だが、表情豊かでコミカルな動きで空気を作ってくれる。

 原色が一度だけ出てくる。アントンの見る夢のシーンだ。まるで紙芝居みたいなポップな色彩がきらびやかに光、アントンの寝顔の横にあるダッチワイフが夢と現実の間の隙間を切り取る。幻想的なブルーが広がるプールのシーン。本物と偽物の魚が浮かびあがり、それと対比するサスペンスのような大きな人影を見せてみたり、どこまでも遊び心があふれていて、かわいくてファンタジー。崩壊のシーンの本物と偽物を交差させる臨場感や、編集によってみせる立体感は見事。漫画のようでありながら、ちゃんとそこにリアルが通い、それぞれの成長や旅立ちがあり、物語としてもしっかりと結末を作っていく。

 最後の最後までまるで絵本を開いてその世界に飛び込んで、ふわふわと浮かんでる気分。黒い煙がモクモクと上がり、未来へと扉が開いていく。そこにたどりつけるかが大事なのではない。靴を履いて、大好きなこと、夢に向かって一歩踏み出したことが大事なのだ。現実逃避したいときに見返したくなる作品。夢の中にふわっと飛び込んで、最後には笑顔になり、背中を押される。いつみても色あせず、いつみても裏切らない。楽しくてキュートで、ポジティブでポップで、ほしいものが全部ここにある・・
ファイトフェルマー監督長編デビュー作✨

とある国、室内プールでアントンは管理人の父の手伝いをしていた。アントンの夢はプールの外に出て、船長になり航海に出ることだーーー🌊

こんな映画見た事ない😳❗️独特の雰囲気✨

無声映画✨でもサイレントではない❗️
音が重要な役割を担う💥

セリフがないからこそ、いろんな想像が掻き立てられる映画だった💭不思議とまたみたくなる👀🩷✨✨

表情で語るドニラヴァンが流石‼😳️

字幕をOnしたら、監督の副音声のような解説が字幕で表示され、物語がより理解できた✨

『運転手役の俳優は運転ができませんでした』などの(結構どうでもいい)情報が沢山で面白かった🤣w

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