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汚れなき悪戯のcamusonのレビュー・感想・評価

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)
3.5
修道院に置き去りにされた赤ん坊を
12人の修道士が父親となって育てるというようなお話。

修道士たちは、赤ん坊の本当の親がいないかどうか村中を探し、
結局見つからず、両親は亡くなっているとの結論に達しますが、
すでに親心が芽生え始めており、
赤ん坊を育てられることを内心では喜び、

子供が成長すると、母親や同年代の遊び友達が必要だと
里親を探すのですが、適切な人が見つからず、
もうすでに家族同然となっているので、内心では喜び、
12人の父親となって子供を愛し育てるところに心が温まります。

邦題の「汚れなき悪戯」は、
子供が、同年代の遊び相手がいないこともあり、
周囲の気を引くために他愛のない悪戯をすることからとったもの。
原題は「Marcelino Pan Y Vino」(パンとワインのマルセリーノ)


終わり方が、宗教臭くて唐突感がありますが、
全体的には楽しめました。


監督ラディスラオ・バハダはハンガリー人で、
ハンガリー名はヴァイダ・ラースロー
ハンガリーは姓名の順が日本と同じなんですね。
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