ぴろぴろ

汚れなき悪戯のぴろぴろのレビュー・感想・評価

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)
3.8
♪おはよう マルセリーノ
おメメを覚ませ ♪
初めて観たのはテレビで、小さい頃だったと思う。 どこか哀愁漂うメロディは、以来何度となく耳にする事が有り 一度聞いたら忘れられない。
子供の純粋無垢な心が呼び起こす奇跡。
白黒の古い映画で、やや宗教色が濃いけど、心が素直になる様な 奇跡を信じたくなる様な、自分の毒素を中和してくれる様な映画だと思う。
孤児のマルセリーノは悪戯をして僧侶たちを困らせるけど、子供の悪戯なんて悪気は無いし 後になれば可愛いもの。 12人もの僧侶たちが愛情を込めて接していても、幼いマルセリーノはママが恋しくて、やっぱりママが一番なんだろうなぁと、ママを慕う気持ちに親になった今は泣けて来ます。
マルセリーノの可愛いさと純真さに心が洗われます。
「禁じられた遊び」と共に、幼い子が主役の名作ですね。 どちらも哀愁漂うメロディが耳に残ります。
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