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怪談新耳袋 劇場版のkanacoのレビュー・感想・評価

怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)
3.0
え???ジャケットの女の人、怖すぎません???😱💦

『怪談新耳袋』はTBSで放送された実話怪談集『新耳袋』を原作とするテレビドラマだそう。本作はそれの劇場版みたいです。

1話が10分~15分くらいのショートフィルム集です。全部で8話。それぞれに繋がりはなし。ストーリーテラーなどもいないストロングスタイル。短い怖い話が収録されたオムニバス本を読んでいるような感じ…というか、元になっている実話怪談集『新耳袋』がそういう本なのでしょうね🤔

キャストが思ったよりも豪華🤗私が知っている役者さんたちだと、竹中直人、嶋大輔、酒井真紀、高岡早紀、北村一輝、堀北真希などが各お話の主人公や幽霊を演じています。

8本のショートで監督も違うので、ムラや好みがありました。

個人的には、

新人が何故かすぐに辞めてしまう夜間警備の謎を探るという、竹中直人が主役で幽霊出現が大盤振る舞いし、幽霊も怖いが何気に生きている警備員の先輩も怖い!1発目ということでジャブのつもりなのかコメディ感をちょっぴり入れてくる【夜警の報告書】

体育館倉庫にある鏡にまつわる“学校の怖い噂”を検証するという、お話の印象はかなり薄いけど、最後に出てきた幽霊が『呪怨シリーズ』のある幽霊と完全に一致だった気がしてインパクトがあった【姿見】

「10年後の自分へのメッセージ」をビデオカメラで自撮りしていたら“何か”が映りこんでいた…という、堀北真希ちゃんが主役で8話の中では特に気合が入っている気がする1本で、私的に一番怖かった【視線】

その部屋で暮らす時は1日に1回誰かから名前を呼ばれるから必ず返事をしなければならないという、ちょっとトリッキーで風変りだった、オチを手数で攻めてくるホラー【約束】

不登校の少年「ヒサオ」と母親の哀しい物語、ラストなので謎にほっこり要素を入れてきたけど、結局全然ほっこりしなかった【ヒサオ】

の5話が印象に残りましたかね~。

ちなみに、全てガンガン幽霊が映るタイプのホラーです😁もはやそのまま人!ガッツリとした作り物感や古臭さ・チープさがむしろ味。ひと昔感が良い。映像で見ている分には怖くないかもですが、自分が同じ境遇になったら全部きっちり失神する自信があります😂

見ているとなんとなく懐かしい雰囲気になる、構えずにゆったりお気楽に見るが良しなオムニバスホラーでした。小さい頃にTVで見ていた夏のホラー特集みたいで、やっぱりこういうの好きなのですよね~。

怖さレベルではジャケットの顔が一番怖いかな(まだ言うか)
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