みてべいびー

第三の男のみてべいびーのネタバレレビュー・内容・結末

第三の男(1949年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

言わずもがな計算し尽くされたlightingに、効果的に使用されたシルエット、かっこよかった。Orson Wellesの登場シーン面白いなぁ〜ちょっとニタついてる感じも彼の憎めないキャラクターをよく表してる。特に好きなのは、最後の下水道で逃げ回る場面。あんな天井低くて足場の悪い水浸しのところでよう撮影できたなぁ、ってあれはスタジオ?それともロケ?という謎が残る。Joseph Cottenが煙の中から現れて将軍の元に戻ってくるショットが印象的。あとラストの並木道のカットが沁みる。敢えて彼女が歩いてくる間長回しなのがいいよね。音楽は軽快なのに、静かに切ない感じが男のロマンだなぁ。久しぶりにじわ〜っとくるラストの映画観れて嬉しかった。
あの音楽がこの映画の曲なの初めて知った。けどちょっとミスマッチな気がしてしまったのは私だけかな笑。何となくシリアスさに欠けるというか、緊張感あるシーンでBuster Keatonのサイレントコメディ観てる気分になる。あと瓦礫の山を下る場面みたいにDutch shotがすごく効果的な時もあるのに、そこで使う?みたいなところでも多用されてて少し気になった。物語で言うと、Orson Welles白昼に外出てきちゃったり、誘われてカフェ来ちゃったり色々と不注意すぎん?Joseph Cottenを舐めすぎやん笑
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