リタ

第三の男のリタのネタバレレビュー・内容・結末

第三の男(1949年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

一体なんだったんだ。
オーソンウェルズの行動の意味がさっぱりわからない。

罪から逃れるために自らの死を偽装した、
というのが彼の死の真相だったが
そもそも主人公を呼び寄せた意味が分からない

ミステリー小説とかだと、
主人公も偽装の駒にする為に…というのが定番だが
別にそういうわけでもなさそう。

わざわざ死を偽装して逃亡を図ったのに
いつまでもウィーンでうろちょろしてるのは何故?
バレちゃったじゃん!
主人公の前に意味ありげに登場した理由もわからない
(ここの猫むっっちゃ可愛かった)


このシーン他、全体的に影は確かに濃い。
ポスターにしたいくらいハッキリ明快に白黒してる。
漫画っぽいというか。うん、昭和の漫画っぽい。

でもそれが?
他の殆どの映画を凌駕するほど価値があるのかな

英国映画ベストなんとかで
よく一位とか二位とかだよねこの映画。

わたしには理解が追いつかなかった

荒廃した戦後の「美しくない」ウィーンと
その中で生きる魅力的?な悪人と
彼を盲目的に愛する気の強い美女

退廃的で唆られるけれども。


市民ケーンの方がまだ面白く見られた
いや、市民ケーンも私には賞賛が理解出来なかったが
それでもカメラワークとかに
今でもグッと来るところは一部あったし
惹きつけられるキャラクターも一部いた

この映画には特段ない。
音楽も耳につくし
ミステリーなのに納得いかないまま終わった。

当時にしてみれば斬新だったところがあったのかな?
またはいつかわかる日が来るのかな?
いやでもストーリーは
次回見返しても面白いと思わない気がする
リタ

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