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第三の男のbluebeanのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
4.5
主人公のホリーが、戦勝国で豊かでありながら教養のない田舎者のアメリカ人を象徴しているのに対して、悪役のハリーがむしろ魅力的に描かれているところが面白いです。並木道でのラストは名シーンですね。ホリーの扱いの酷さがここに極まります。

陰影を操る白黒の映像表現は芸術的です。
音楽はツィターという弦楽器の全編ソロ演奏で、すごく味があります。CMで有名な例の曲は聴いたらしばらく耳から離れません。
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